2007年04月11日

二人暮しの思い出(続き)

 夫と暮らし始め、毎朝早起きをするので、出来るだけ22時とか23時までに就寝したくて、平日は時間に追われていた。そして休日は泥のように眠る、そんな日々だった。

 2年目くらいに、夫が人事異動で本社勤務となり、フレックスタイム制になったため、朝の出勤時間がゆっくりになった。6時頃起床。夫が電車通勤になったので、最寄り駅に7時半頃車で送り、一旦家に戻ってから私も出勤する生活だった。
 
 その数年後には、また早起きに逆戻りしたけれど、ハードな毎日でも頑張れたのは、夫と力をあわせていると思えばこそだったと思う。

 私の勤務先に近いところに部屋を借りたから、夫の通勤が大変だった事に申し訳なく思ったし、感謝もしていた。夫の負担を考えれば、そう思うのは自然だと思っていた。

 でも、いつ頃からか、夫との暮らしに息苦しさを感じるようになった。


 朝食は、いつもゆっくりニュースを見ながらとっていた。
 夫の席にはノートパソコンが置いてあって、朝食をとりながらメールチェックやネットのニュースのチェックをしていた。
 私はつい夫に話しかけてしまい・・・夫から「今、仕事のメールに集中しているのが解らないのか?」と怒られたりした。

 確かに、夫の仕事の邪魔をするべきではないと思ったから、パソコンを閉じている時ならいいだろう・・・そう思い話しかける。
 すると「今、ニュースに集中しているのが解らないのか?」冷たい顔で言い放たれる。

 パソコンも閉じてるし、テレビは今CMだ。今なら大丈夫だろう、そう思い話しかけると「で、結論は?お前の話は長いから疲れるんだよ」
 「今のタイミングで話しかけられたら、それまでのニュースにに関連した内容だと思うだろう?最後のオチがあるのかと思って待ってるんだけど。結局なんなんだよ?」


 夫は、私が話す事には厳しい反応をすることが多かった。

 朝はあまりおしゃべりをしたくないのは普通だと思う。だからキツイ事を言ったのだろう。そう理解しようと思ったけれど、朝だけに限った事ではなかった。

 いつも、話しかけるタイミングをはかり、やっと話す事が出来ても、私の話し方はダラダラ長く理路整然としていないからイライラするとか言われる。
 とんちんかんなタイミングで、突拍子もない事を言ったりして、人を不愉快にさせると言われる。
 「お前は本当に浅はかだな」「軽薄だな」

 そんな風に言われる度、私は「ごめんね」と謝った。「気をつけるね」と反省した。私はなるべく気軽にしゃべらない方がいいようだ。言葉を選んでしゃべるようになったが、それでもうまく会話が出来ない自分の事がどんどん嫌いになった。


 夫との二人暮しの思い出・・・気楽に話も出来なくて、「二人でいるのに孤独で、寂しかった」という虚しさ、悲しい気持ちが、心の奥の深い所からこみ上げてくる。

 いつも「ごめんね」と謝り、まずは自分自身の反省をしていた私は、状況がよくなるよう努力したつもりだったのだが、状況はどんどん悪くなるばかりで、全くよくなる事はないのに、更に自分を責めて、苦しんでいた。 

 「ごめんね」 この言葉は私にとって「私が悪いのだ」、と自分を否定する言葉だった。
 この言葉を発した時の私は、どんどん自分をすり減らしていたのだなぁ、と最近になって実感している。



_______________________________


 二人暮しの思い出を書き始めたら、段々と落ち込んでしまい、
 書く気力が沸かず、随分と間が空いてしまいました。
 ゆっくり書き続けていこうと思っておりますので
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。m(__)m
posted by ブラン at 18:50| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは

ご主人、どうしてブランさんと結婚したのかなあ・・・。というか、どうして「別れよう」と言わなかったんだろ?

私は男尊女卑だけど、相手の気持ちや立場は認めて尊重するよ。
どうして奥さんの気持ちを解かろうとしないんだろ??

それじゃご主人、何度結婚しても別れることになるよね。いや、奥さんに逃げられると思う。

ブランさんはまだ人生を折り返してないんだから、今からでも充分やり直せるよ。焦らず、ゆっくり歩みましょうね(~o~)
Posted by poohpapa at 2007年04月11日 20:33
poohpapaさん、こんばんは

夫の言動は、とても妻を愛しているようには思えませんよね。私も、夫は私を憎んでいるようだと感じました。
でも、お料理をしてくれたり、おかずを私の分も取り分けてくれたり、世話焼きで、面倒見の良いところもあったんです。
だから、戸惑い、状況を理解出来ませんでした。

私が家を出てから、夫は自分の非を全面的に認めていて、甘えてしまったとか、素直になれなかった、と謝罪されました。
でも、もう、もう一度頑張ってみようという力は私には残っておりませんので、、、なんとも虚しいです。

まだまだ、心の回復もこれからと感じていますので、人生まだまだ折り返しかぁ・・・大変だなぁ(^^;)

はい、焦らずいきたいと思います。
コメントありがとうございました!(^^)
Posted by ブラン at 2007年04月11日 21:29
ブランさん、こんばんは

私もブランさんと同じでした。
テレビを見ている元夫に話しかけると
「俺は今テレビを見ているんだ。わからないのか」と言われ
今なら大丈夫だろう、とタイミングを窺い話しかけると
「おまえの日本語は何でそんなにおかしいんだ」と言われる。
何気ない会話でさえ、私はまずどのように話しかけようかと
言葉を考え、いつなら話しかけられるだろうかと
元夫の顔色を窺い続けました。
何も考えずに話しかけると酷い言葉が返ってきましたから
気軽に雑談、なんてできませんでした。
私も怒られるたびに「ごめんなさい、すみません」と
謝っていました。

2人でいる厳しい孤独…よくわかります。私もそうでした。
あの惨めな悲しみ…ブランさん、私も心底感じました。

でもブランさんはご自身を守るために、大切にするために
そんな夫さんから離れました。それはブランさんの力ですよ。

そして、横レスですがpoohpapaさん、
このような夫は妻を追いつめることで自分を保つのです。
そういう意味でモラ夫は妻を必要としています。
私の元夫は、私で3回離婚することになりました(笑)
過去から学習できないモラは、残念ながら死んでも治りません…
(ちなみに元夫は高学歴でしたがそれは関係ないようです)

Posted by ウメ at 2007年04月11日 22:49
ウメさん、こんばんは!

「2人でいる厳しい孤独」本当にその通りでした。。。

モラルハラスメントという言葉を知り、加害者は、相手を貶める事で自分の精神を保つという特徴があると知り、謎は解けたのですが、、、
だからと言って問題の解決にはならなくて、夫とは解り合う事が出来ないのだと解ってしまった事で更にショックを受けたものでした。

なんとか夫婦関係を軌道修正できないものか、気持ちを伝えようと試みましたが、話合いになりませんでしたし・・・
色々思い出していたら、軌道修正にかける努力は充分だったか?とまた自分を責める思考になってしまいましたが、これは考えても仕方のない事ですね。

家を出る決断しかなかったし、そうするしかなかった。
こういった思考をしてしまうのは、まだ私は精神的に自立できていないのだと思います。
まずは、自分を取り戻す事が目標です。(^^)
いつも暖かい共感を頂きとても励みになっています。
ウメさん、コメントありがとうございました!
Posted by ブラン at 2007年04月12日 00:19
私からも横レスです^_^;

ウメさん、有り難うございます。

<<妻を追いつめることで自分を保つのです。
そういう意味でモラ夫は妻を必要としています。

その通りだと納得できます。それって、ある種の宗教団体の信者の行動とも似てますね。他の宗教を否定して攻撃することで自分の信仰心を保っていられる、というような・・・。北朝鮮の外交とも似てるかな。

いずれにしても、フェアではありませんね。ハートが無いですもん。それは、後から反省して備わるものではありませんから、やはり一生変わることはないのでしょうね。一時反省しても「形状記憶性格」で元に戻ってしまうものなんでしょう。

そうそう、ウメさんのサイト、二つともRSSに登録していつも読ませて頂いてます。教訓になることがいっぱい含まれていますので。

いっぱい苦労して、それがちゃんと身に着いて、人に優しくできる、そういうウメさんのファンなんですよ(^^♪

って、ウメさんのサイトのコメント欄にも書いたような・・・^_^;

Posted by poohpapa at 2007年04月12日 07:03
poohpapaさん、おはようございます

>北朝鮮の外交とも似てるかな。

モラハラ関連ブログを拝見していて、モラハラ加害者に外交をやらせたら、その特徴的性格を日本の国益になる良い方向で発揮してくれるかも、と、どなたかが仰っていて、なるほど、と納得した事があります。

まずは自分が反省し謝罪する、というのは、とても典型的な日本人の国民性ですから、誰でも被害者になり得るのだと思います。

外交と同じで、私たちは今、立ち上がる時なのですね!(笑)

横レスコメントありがとうございました!(^^)
Posted by ブラン at 2007年04月12日 08:01
ブランさん、こんばんは
ほんとに、私のモラ元夫も優しいときや、
とてもまめに世話を焼いてくれるときもあり
そんな夫が吐くこの暴言は何!?というように
極端に変化する夫像に混乱しているところもありました。
なので、やはり理解し合えないと思うに至ったときには
心底、虚しさを感じましたね…。
ブランさん、モラへの努力は不毛なのですから
そこに早々に気づかれたブランさんはすごいですよ!


poohpapaさん、こんばんは
モラ元夫は「形状記憶性格」…まさにその通りでした!
反省しているのかな、と思うこともありましたが
すぐ元通りでしたし、段々酷くなりました。

ブログも読んで下さって嬉しいです。
なんだか恐縮しておりますデス…(^^;)
ありがとうございました。
私もpoohpapaさんのブログ、読ませていただきます!

Posted by ウメ at 2007年04月12日 23:31
ウメさん、こんばんは!

そうなんです、夫の良い面・・・他にも、物を大事にしたり、よく手入れをしたり、見習うところもありました。

でも、どんなにいいところがあっても、相手の人格を破壊するような言葉の暴力を浴びせる人では、、、一緒に暮らしていけないですね。

気付けてよかったですが、実はモラルハラスメントという言葉は2004年頃に知ったんです。
その時は、うちはここまで酷くない、と思ったのと、辛いと思っている事を夫に伝え、ぶつけたら、少し優しくなったので、また頑張ってみようと思ったのでした。

結局、もう一度モラルハラスメントについて調べよう、と思い出したのが昨年ですから、2年半かかってしまった事になります。

それでも、この言葉を知ることにより、置かれている状況の意味が理解できたので、家を出る決断が出来たと思っています。
ウメさん、そして他のモラハラサイトを運営されている皆様方には本当に感謝しています。
ありがとうございます!(^^)
Posted by ブラン at 2007年04月13日 01:22
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